ジョジョのマンホールは今どこに?仙台9箇所の設置場所と撤去の真相
漫画家・荒木飛呂彦氏の代表作『ジョジョの奇妙な冒険』。その第4部『ダイヤモンドは砕けない』や第8部『ジョジョリオン』の舞台である「杜王町(もりおうちょう)」のモデルとなった宮城県仙台市には、かつてファンを熱狂させた全9種類のキャラクターデザインマンホールが存在します。作品の聖地として今なお国内外から多くの旅行者が訪れる仙台ですが、ネット上では「今でも路上で見られるのか」「撤去されたというのは本当か」といった疑問の声が後を絶ちません。
2017年の誕生から時を経た現在、仙台市内に点在していたジョジョマンホールはどうなっているのか。本稿では、全9種の元設置場所マップや効率的な聖地巡礼ルート、撤去にまつわる真相と現在の保管・公開状況、さらにはマンホールカード配布の真偽に至るまで、現地情報と公式発表データを基に徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:2017年に仙台市内へ期間限定設置された「ジョジョの奇妙な冒険」全9種のデザインマンホールは、路面保護および企画終了に伴い現在は路面上から撤去され、仙台市関連施設での保存・特別展示へと移行している。
- 要点2:東方仗助(西公園)や岸辺露伴(せんだいメディアテーク前)など全9枚の元設置場所は杜王町の重要ランドマークであり、現在も聖地巡礼の足跡を辿るファンに親しまれている。
- 要点3:常設の公式「ジョジョ マンホールカード」は配布されていないものの、仙台市地下鉄や市内周遊バスを活用することで、杜王町の世界観と荒木飛呂彦氏のルーツを半日〜1日で巡るルート設計が可能である。
【全9種一覧】仙台に設置されたジョジョマンホールの全貌と詳細データ

2017年夏、仙台市内で開催された大規模イベント「ジョジョフェス in S市杜王町」に合わせてお披露目されたのが、第4部の主要キャラクターをあしらった全9種のデザインマンホールです。仙台市建設局下水道経営部とのコラボレーションにより実現したこの試みは、キャラクターのゆかりの地や街の景観に合わせて緻密にロケーションが選定されました。
| キャラクター | 当時の設置場所・最寄りスポット | 最寄り駅・アクセス | 選定の背景と見どころ |
|---|---|---|---|
| 東方仗助 (クレイジー・ダイヤモンド) | 西公園 SL広場前(蒸気機関車C60 1付近) | 地下鉄東西線「大町西公園駅」徒歩3分 | 主人公に相応しい杜の都の憩いの場。SLの重厚感と仗助の力強さが共鳴する人気地点。 |
| 岸辺露伴 (ヘブンズ・ドアー) | せんだいメディアテーク前(定禅寺通側歩道) | 地下鉄南北線「勾当台公園駅」徒歩6分 | 文化・アート情報の発信拠点前に設置。漫画家である露伴の知的なキャラクター性と見事に合致。 |
| 空条承太郎 (スタープラチナ) | 仙台フォーラス前(広瀬通と東二番丁通交差点) | 地下鉄南北線「広瀬通駅」徒歩1分 | 仙台の中心繁華街を望む一等地。人通りの多さと承太郎の圧倒的存在感が際立つ配置。 |
| 広瀬康一 (エコーズ) | 広瀬通(地下鉄広瀬通駅 西1番出入口付近) | 地下鉄南北線「広瀬通駅」直結 | キャラクターの名字の由来である「広瀬通」に鎮座。作中ルーツをダイレクトに感じる場所。 |
| 花京院典明 (ハイエロファントグリーン) | 花京院通(花京院郵便局前) | JR「仙台駅」北部名掛丁自由通路から徒歩5分 | 第3部の人気キャラクターであり、仙台市青葉区の地名「花京院」をそのまま背負うファン必見の地。 |
| 杉本鈴美 (アーノルド) | ローソン仙台柳町通店前 | 地下鉄南北線「五橋駅」徒歩6分 / 仙台駅徒歩10分 | 作中に登場するコンビニ「OWSON(オーソン)」の元ネタ店舗前に設置された伝説のスポット。 |
| 吉良吉影 (キラークイーン) | 勾当台公園前(仙台三越側・地下鉄出入口付近) | 地下鉄南北線「勾当台公園駅」南3番出口すぐ | 杜王町に潜む殺人鬼が高級百貨店・三越の近くに潜伏するという、作品の不気味なリアリティを演出。 |
| 鋼田一豊大 (スーパーフライ) | 八木山ベニーランド前歩道 | 地下鉄東西線「八木山動物公園駅」徒歩5分 | 鉄塔に住む男にちなみ、遊園地の大型アトラクションや電波塔が望める高台エリアに配置。 |
| 音石明 (レッド・ホット・チリ・ペッパー) | 地下鉄東西線 国際センター駅 南1番出入口付近 | 地下鉄東西線「国際センター駅」直結 | 広瀬川の清流と近代的な駅舎が交わる地。電気を操るスタンド使いが都市インフラの要所に登場。 |
これら9枚のデザインは、荒木飛呂彦氏の鮮明な原画イラストをもとに、特注のフルカラー樹脂加工が施された工芸品レベルの仕上がりでした。設置直後から全国のファンがカメラを手に訪れ、SNS上には「杜王町の空気を肌で感じる」といった感動の声が数多く寄せられました。

噂の真相を徹底究明|撤去理由と2026年現在の公開・保管状況
現在、仙台市を訪れた旅行者が直面するのが「路面を探してもマンホールが見つからない」という現実です。これに関してネット上では「盗難被害に遭ったのではないか」「苦情で撤去されたのか」といった憶測が飛び交うこともありますが、実際の理由は「当初からの期間限定企画であったこと」および「貴重なアートワークの保護」にあります。
なぜ路上から撤去されたのか?公式の経緯と安全管理上の背景

仙台市下水道局およびイベント実行委員会の公式資料によると、2017年の設置期間は「ジョジョフェス」開催期間中(8月4日〜9月10日)を中心とした期間限定の道路占用許可に基づくものでした。恒久設置にしなかった背景には、以下の現実的な要因が存在します。
- カラー樹脂の経年摩耗防止:一般的な下水道マンホールと異なり、繊細な多色刷り特殊樹脂でコーティングされているため、通行人の靴底や雨風、清掃車両による摩耗でイラストが劣化するのを防ぐ必要がありました。
- 歩行者の安全確保と混雑緩和:特に中心部の広瀬通や仙台フォーラス前、メディアテーク前などは道幅や人通りが多く、路上で立ち止まって撮影するファンによる歩行障害や接触事故を予防する目的がありました。
- 道路管理・占用ルールの厳格適用:仙台市の公共空間における屋外広告物・工作物の設置基準に則り、イベント終了とともに速やかに通常蓋へ復旧する計画が定められていました。
2026年現在のマンホール蓋はどこにある?
撤去された全9枚の実物マンホールは、現在も仙台市建設局下水道経営部によって厳重に保管されています。完全に非公開のまま眠っているわけではなく、仙台市が主催する「下水道フェア」や茂庭浄水場内「広瀬川創生館」での特別展示、地域のアート・観光連動企画などで定期的に期間限定の一般公開が行われています。
現地を訪れる際は、仙台市公式ウェブサイトや市下水道局のイベント予告情報を事前に確認しておくことで、ガラスケース越しや特設ブースでピカピカに保たれた実物マンホールと対面できるチャンスがあります。
【聖地巡礼ルート】杜王町を歩く!効率的な半日モデルコースと見どころ
路上からマンホール自体が撤去された現在でも、設置場所そのものは杜王町のエッセンスが濃密に詰まった聖地です。仙台駅を起点に、公共交通機関を活用して半日(約4〜5時間)で効率よく主要スポットを網羅する黄金ルートをご紹介します。
STEP 1:仙台駅東口〜花京院通(スタート〜30分)
仙台駅をスタートしたら、まずは北部名掛丁自由通路を通って「花京院通」へ向かいます。花京院郵便局前は、第3部の仲間であり第4部にもその精神が息づく花京院典明のゆかりの地。周辺のビル街に佇むレトロな地名板を写真に収め、杜王町巡礼の第一歩を踏み出します。
STEP 2:広瀬通・一番町エリア(30分〜1時間30分)
花京院から西へ進み、地下鉄広瀬通駅周辺へ。「広瀬通駅西1番出入口前(広瀬康一)」と「仙台フォーラス前交差点(空条承太郎)」をチェックします。一番町四丁目商店街やぶらんどーむ一番町は、作中のアーケード街の描写と重なるスポットが多く、杜王町の生活感を追体験できます。
STEP 3:定禅寺通〜せんだいメディアテーク〜勾当台公園(1時間30分〜2時間30分)
美しいケヤキ並木が続く定禅寺通へ北上します。世界的建築家・伊東豊雄氏設計の「せんだいメディアテーク前(岸辺露伴)」に立ち寄り、現代アートと露伴の美意識の融合を体感。そこから東へ歩き「勾当台公園・三越前(吉良吉影)」へ移動します。市役所や県庁に隣接するこの広場は、吉良が社会に溶け込んでいた日常のリアリティを想起させます。
STEP 4:柳町通・OWSONローソン仙台柳町通店(2時間30分〜3時間30分)
地下鉄南北線で一駅南の五橋方面へ移動、または徒歩で南下して「ローソン仙台柳町通店(杉本鈴美)」へ。イベント時には実際に店舗看板が「OWSON」に掛け替えられた伝説のコンビニです。店舗前の小路は、振り返ってはいけない「あの世とこの世の境目」の路地裏を彷彿とさせます。
STEP 5:西公園〜国際センター〜八木山(3時間30分〜5時間)
地下鉄東西線を利用して西へ。「大町西公園駅」で下車し、緑豊かな西公園内のSL広場(東方仗助)を見学。その後、広瀬川を渡って「国際センター駅(音石明)」へ立ち寄ります。体力と時間に余裕があれば、終点の「八木山動物公園駅」まで足を伸ばし、八木山ベニーランド前(鋼田一豊大)の観覧車や電波塔を望む丘陵地を訪れれば、全9地点の巡礼がコンプリートします。
マンホールカード配布の真偽と知っておくべき公式情報
全国の自治体でブームとなっている「マンホールカード」(下水道広報プラットホーム・GKP発行)。ジョジョファンやコレクターの間で「ジョジョのマンホールカードはどこで貰えるのか」という検索が頻発しています。この疑問について、下水道広報の公式スキームを踏まえて実態を整理します。
結論から申し上げますと、2026年現在、仙台市において「ジョジョの奇妙な冒険」公式マンホールカードの常時・一般配布は行われていません。
仙台市が公式に発行・配布している通常のマンホールカードは、「仙台藩祖・伊達政宗公の騎馬像デザイン」や「仙台市制施行記念デザイン」などであり、アニメコラボ蓋はGKPのレギュラー発行対象外となっています。過去のフェス開催時に限定配布されたノベルティコースターや記念パンフレットと混同されているケースが多いため、市役所窓口等へカードを求めて訪問する際は注意が必要です。
【文化・都市分析】なぜ「杜王町」の聖地巡礼は色褪せないのか?
作品の連載開始から数十年の歳月が流れてもなお、仙台を訪れるジョジョファンの足取りが途絶えないのはなぜでしょうか。観光社会学およびコンテンツツーリズムの観点から、その構造的な魅力を読み解きます。
日常空間に溶け込む「地名トリック」と物語の追体験
『ジョジョ』第4部の最大の魅力は、特殊能力を持つスタンド使いたちの死闘が、異世界ではなく「地方都市のごくありふれた日常の裏側」で繰り広げられる点にあります。原作者の荒木飛呂彦氏は、生まれ育った仙台市内の実在する町名(広瀬通、花京院、勾当台、富沢など)をキャラクター名に採用しました。
巡礼者はマンホールや看板という物理的アイコンを探す行為を通じて、現実の仙台市という都市空間の上に、頭の中の「杜王町」のレイヤーを重ね合わせて体験しています。これこそが、単なるロケ地巡りを超えた深い没入感を生み出す源泉です。
【プロの結論】聖地巡礼で後悔しないための判断基準とおすすめの訪問層
仙台でのジョジョ巡礼を計画するにあたり、期待値のズレによるミスマッチを防ぐための客観的な判断基準を提示します。
【心からおすすめできる人】
- 都市の空気感や風景のディテールを楽しめる人:マンホール現物が路上になくても、広瀬川の景観や定禅寺通の並木、実在する地名の看板を眺めるだけで作品世界に浸れるファン。
- ウォーキングや街歩きが好きな旅行者:仙台のコンパクトな都心部を散策しながら、名物の牛たんやずんだ餅などの地元グルメと聖地巡りを両立させたい人。
- 美術館や建築探訪に関心がある人:せんだいメディアテークや西公園、青葉山公園など、優れた都市景観や公共建築と作品の親和性を深く味わいたい人。
【計画の見直し・慎重な検討が推奨される人】
- 路上に設置されたフルカラーマンホールを直接撮影することだけが目的の人:前述の通り現在は撤去・保管されているため、事前に展示イベントの有無を確認しないと空振りに終わるリスクがあります。
- 1〜2時間の短時間で全地点を一気に回ろうと考えている人:八木山や国際センターなど東西線沿線を含むルートは高低差や移動時間があるため、最低でも半日以上のゆとりを持った旅程が必要です。

【ジョジョ マンホール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東方仗助や岸辺露伴のマンホールは、現在路上で見ることは一切できないのですか?
A1:はい。2017年の設置期間終了に伴い、全9箇所とも通常の規格マンホール蓋に交換されており、一般公道上でデザインマンホールを見ることはできません。ただし、設置されていた場所そのものは現在も聖地として多くのファンが訪れています。
Q2:撤去された実物のジョジョマンホールを見る方法はありますか?
A2:仙台市建設局下水道経営部が主催する「仙台市下水道フェア」や、茂庭浄水場内の広瀬川創生館、市内の特別展示イベントなどで不定期に一般公開されています。訪問前に仙台市の広報や関連イベントスケジュールをチェックすることをおすすめします。
Q3:9箇所すべての聖地を巡る場合、どの交通機関を使うのが一番お得ですか?
A3:仙台市地下鉄の南北線・東西線が乗り放題になる「地下鉄一日乗車券」(大人平日840円/土日祝620円)の利用が最もスムーズで経済的です。中心部だけを巡る場合は、観光循環バス「るーぷる仙台」の活用も適しています。
Q4:仙台駅周辺でジョジョの世界観を感じられる公式ショップやお土産スポットはありますか?
A4:常設の単独公式ショップはありませんが、仙台駅構内やエスパル仙台などの商業施設では、荒木飛呂彦氏のイラストがパッケージにあしらわれた銘菓(白松がモナカや喜久水庵のコラボ商品等、時期により変動)や関連グッズが催事コーナーで取り扱われることがあります。
まとめ:杜王町・仙台で体感するジョジョの世界と未来の展望
仙台に設置されたジョジョマンホール全9種は、路上から姿を消した現在もなお、杜王町という架空の都市と現実の仙台市を強固に結びつける伝説的なモニュメントとして語り継がれています。
路上で足元を見つめる旅から、街全体の景観や空気を肌で感じる旅へ。西公園の緑、定禅寺通の木漏れ日、広瀬川のせせらぎに身を置きながら、荒木飛呂彦氏が描き出した傑作の足跡を辿る時間は、ファンにとってかけがえのない体験となるはずです。最新の展示情報や交通アクセスを賢くチェックした上で、あなただけの「杜王町巡礼の旅」へ出かけてみてはいかがでしょうか。 (出典: ジョジョ マンホール(Yahoo!ニュース))